設立50周年にあたって 企業長 松下浩明 山武郡市広域水道企業団は、令和6年3月31日をもちまして設立50周年 を迎えることができました。利用者の皆様及びこれまで企業団の発展にご尽力 いただきました関係者の皆様に感謝申し上げます。 当企業団は、昭和49年に設立されて以来、地域の生活を支える重要なライ フラインとしての役割を果たすため、安全で安心な水の安定供給を目指し、時 代の変化に対応しながら日々努力を重ねてまいりました。 今後も、持続可能な水道事業の実現に向けて職員一丸となって全力で取り組 んでまいりますので、皆様の変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申 し上げます。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 設立50周年記念として、令和7年3月に記念誌が出来上がるまで企業団の歩みの写真を毎月公表 します。 @【山武水道設立前】 山武地域の水道は東金市営水道・大網白里市営水道・成東町営水道があり、地下水を浅井戸から 利用していました。 ◎昭和5年当時の東金町の様子 第二貯水池工事 谷浄水場工事 谷浄水場完成式典 A【山武水道設立・創設事業】 昭和49年3月に山武水道が設立され、給水区域(現在の東金市・山武市・大網白里市・九十九里 町・横芝光町)全域に給水を開始するため、昭和49年度から昭和54年度の6か年にわたる創設事 業に着手しました。 ◎創設事業の様子 建設中の東金配水場 配水管布設替工事 B【創設事業及び配水管整備事業の完了】 昭和49年度から着手していた創設事業が計画通り昭和54年度に完了し、給水区域全域に給水を 開始しました。さらに安全で安定した水道水の供給を目指して配水管整備事業に着手し、昭和57年 度に完了しました。 東金配水場1号配水池 配水管整備事業 (昭和51年度築造) C【老朽化や耐震化に伴う水道管更新事業】 創設時に布設した配水管は法定耐用年数である40年を経過したことから、平成27年度から重要 給水施設配水管(災害が発生したときに避難場所となる施設や病院等への配水管)、平成28年度 から基幹管路(配水場から水道水を供給するメインの配水管)の耐震化事業を着手しました。 基幹管路 ダクタイル鋳鉄管(耐震管) ※ダクタイル鉄管協会提供 D【松尾配水場3号配水池の築造】 令和元年度に、松尾配水場へ地震動レベル2(当該施設の設置地点において発生するものと想定され る地震動のうち、最大の強さを有するもの)に対応した3号配水池を築造しました。これにより、北部 地域(山武市・横芝光町)の災害時における安定した給水を行うことができるようになりました。 松尾配水場配水池 |